湘南・江ノ島で生まれ育ち、物心ついたときにはすでにサーフィンをしていたという、岩上元さん。雑誌「Fine」の編集部員を経て、現在は、「GREENROOM FESTIVAL」などを主催するクリエイティブカンパニー、GREENROOM co.に所属。営業担当でありながら、GREENROOM FESTIVALではオフィシャルカメラマンとして撮影を担当するなど、平成生まれのマルチなサラリーマンです。1年半前からは、柔術にも傾倒。仕事、柔術、サーフィンの心地よいリズムをつかんだ彼の、ライフスタイルに迫ります。

(写真 古谷勝 / 文 onyourmark)

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幼い頃から海に慣れ親しんできた、湘南ローカルの岩上さん。ホームポイントは鵠沼。小中学生の頃は、サーフィンとサッカーに明け暮れ、プロサーファーを目指した時期もありましたが、20歳の頃、競い合わずにサーフィンを続けていくライフスタイルを選択します。

「学生時代は試合に出たり、運良く全日本選手権に出場できたりしましたけど、周りのレベルの高さに驚きもあり、試合前にピリピリしたりするのがあんまり好きじゃなかったのもあるかな。サーフィンで生活していくのは自分には無理だと感じて、普通の仕事に就くことにしました。でも、どうしてもサーフィンに関わる仕事がしたかったので、『Fine』編集部に入り、自分の知っているサーフスタイルを発信することがモチベーションになりました。編集業務以外にも、社内のカメラマンがカメラを教えてくれて、紙面の撮影をしたり、趣味でも写真を撮るようになり仕事は大変だけど楽しかったです。4年半の間、色々なことを学ばせてもらいました。新しいことに挑戦したいと思い転職を決意したのが1年半前です」

転職期間は、オーストラリアやハワイに、サーフトリップへ行くなど、サーフィン三昧の「最高の」日々をおくった岩上さんですが、新天地での生活が始まり、慣れない業務のせいか運動不足になった時期も。そんな時に、友人に誘われて始めたのが柔術でした。きっかけとなったのは、いつかのハワイで見た光景だったのだそう。

「学生時代、冬休み期間にハワイ・ノースショアへ2ヶ月ほどトレーニングに行っていた時に、ハワイのキッズたちが夕方になると道義を持って、サンセットビーチの近くの道場に行っているのをよく見かけたんです。当時は、それが柔術に向かっているということは知らなかったけど、印象には残っていました。和光大というプロサーファーの友達が、2年半くらい前からカルペディエム鎌倉で柔術を始めて、一緒にやろうと勧められた時に、ハワイのあの光景が柔術に行く姿だったんだと知りました。その時は始めるまでには至っていなかったんですが、転職してから運動不足になった自分を見て、その友達があまりにしつこく誘ってきたので体験に行ってみたら面白くてハマりました。最近はあまり行けてないけど、始めたばかりの頃は強くなりたくて週4回とか、仕事の後に行ってましたね」

近年、カリフォルニアやLAでムーブメントにもなっている、SURF&JIUJITSUのカルチャー。彼もその魅力に気づいたひとりとして、柔術で培った力がサーフィンに活かされる、という素敵な相互関係についても実感しているのだそう。

「柔術も、サーフィンも常に先のことを考えて自分がアクションをしていく必要があります。柔術は組み合っている時に、相手に対して次何をするかを考えてる。それが、サーフィンだと波に置き換わる。柔術のおかげで波の動きに対して次にどういうアクションをしようか落ち着いて考えられる心の余裕ができた気がします。日常生活においても、ストレス発散になったり、仕事に集中力できるようになって周りのことがよく見えるようになったと思います」

仕事をして、柔術をして、波がある休日には海へ。そんな、心地よいサイクルをみつけた岩上さんですが、日々のモチベーションの根源が、波乗りであることは今でも、変わりはありません。それは「ノースショアで体感したチューブの中の気持ち良さをもう一度味わいたい」という夢があるから。いつか訪れるかもしれないその日のために、日々の身体作りを怠らないのです。

「働き始めてから海に入りたくても入れない生活になり、同年代のプロサーファーたちとセッションしてると、昔はできてたことが体力的、肉体的にできなくて悔しさを感じる時があるんです。でも、学生時代にノースショアで味わったズッポリと波に包まれた光景“グリーンルーム(チューブの中)”に、もう一度入りたいという夢があります。命の危険があるくらいパワーのあり、トレーニングをしていないと絶対に入れない場所とはわかっているけれど、いつかチャンスが来た時に、少しでもチャレンジできるようにして居たいと思っていますし、自分がその時納得できる状態で居たい。たとえ自分の技量に合わずに入るのを諦めたとしても。日々できる限りの努力をして、その時に悔いの残らないように鍛えておきたいと思っています。柔術を始めてからは、柔軟性が必要なので筋膜リリースをやるようになったり、運動不足の時はちょっとランニングもしたり、家でできるトレーニングをやったり健康に気を使うようになりました。お酒も好きでよく飲むけど、食事はなるべく自炊。不摂生した後はちゃんとケアをするようにはしてますね」

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【名前】岩上元 GEN IWAGAMI
【生年月日】1991月5月4日
【職業or所属】グリーンルーム
【やっているスポーツ】サーフィン(20年)、柔術(1年)
【instagram】@gen__g2n

お気に入りアイテム

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VOLCOM のボードショーツ&Hydro Flask のタンブラー
「暖かい季節は、海でも街でも、ほとんどずっとボードショーツ。タンブラーは、毎朝コーヒーを淹れて持っていっています」