デビューから30年。幅広い層のランナーに愛用される「ナイキ エア ズーム ペガサス」。サブ4を目指すような市民ランナーのレースシューズとしてはもちろん、モー・ファラー選手や、大迫傑選手を始めとするエリートランナーの長距離向けのトレーニングとしても活用されている。今回、日本選手権に出走した2名のトップ選手に、装い新たに機能性も改良された「ナイキ エア ズーム ペガサス 34」の魅力をきいた。

(写真 松本昇大 / 文 井上英樹)

「最強の高校生」から「最強のランナー」へ。〜遠藤日向〜
2014年 長崎国体少年B 3000m 優勝。
2015年 和歌山国体 少年A 5000m 優勝。
2016年 岩手国体 少年A 5000m 優勝。
「最強の高校生ランナー」との呼び声の高かった遠藤日向選手。陸上ファンの多くは彼が走る駅伝を楽しみにしていただろう。しかし、彼が下した決断は、大学進学ではなく実業団入りだった。「勉強、イヤなんで」と笑いながら言う遠藤選手の表情はまだどこか幼い。しかし、競技の話になるとアスリートの顔になった。

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実業団に入ったのは「勉強がイヤ」という消極的な理由ではなく、東京オリンピックを目指した彼の戦略だった。事実、彼の所属する住友電工 陸上競技部のプロフィール紹介にも「オリンピックを目指すために住友電工に入社したので、3年後のオリンピックに向けて今年はしっかり土台を作っていきたい」(2017年7月13日現在)と目標を掲げる。

大阪のヤンマースタジアム長居にて開催された第101回日本陸上競技選手権大会 男子1500m決勝。遠藤選手は2位(3分42秒98)。無論、この結果に喜びはない。

「昨年は4位で表彰台に上がれなかった。今年の表彰台はうれしかったですが、優勝を目標にしていたので悔しいです。ラスト100mでもうひとつギアを上げられたら、接戦でレースを終えられたかもしれない。(東海大、館澤亨次選手の)横に並ぶこともできず、終わってしまった」と試合を振り返る。遠藤選手の持ち味のラストスパートも発揮できず、本当に悔しそうだ。

しかし、館澤選手も試合後に、「ラストのところで電光掲示板の映像に、後ろに遠藤選手がいるのが見えた。遠藤選手のラスト(スパート)は本当に脅威だと思っていて、すごく怖かった」というコメントを残している。

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遠藤選手に実業団の練習を訊ねると、「高校時代に比べ、自由すぎて戸惑いもあった」と笑う。現在、朝練後は仕事、午後からは自分で距離やカリキュラムを決めてトレーニングを積む。その自由さにようやく慣れてきたという。トレーニングや距離走で使用するのが「ナイキ エア ズーム ペガサス 34」だ。
「履いてみないとわからないのですが、『ペガサス 34』は走っていると自分の中でグッと来るものがあった。練習ではずっとこの靴を履いている。ロードを走ったときにいいなと思った。特にロードでは前に進むんです。走る感覚がいいんですよね。靴って、昔は先輩の履いているものとか、そんな風に決めていたけど、今は自分の足で確かめてみて、自分の感覚でいいなと思ったものを履くようにしています」

レース毎に存在感を示している遠藤選手。注目されることに対してプレッシャーはないかと訊ねると、「僕はプレッシャーを感じないタイプです。自分の走りをすれば結果は付いてくる。今の結果には満足はしていません。もっと上を目指して頑張りたいなと思います」と、屈託のない笑顔で答えた。

フルマラソンで五輪を目指す。そのためのトラック。~服部勇馬~
「疲労感はあまりないです」と、元気にスタジアムに姿を表した服部勇馬選手(トヨタ自動車陸上長距離部)は、スッキリした表情だった。昨日行われた男子10000m決勝の結果は10位(28分54秒91)。比較的余裕を持って後半まで試合を運んだが、残り1000mから2000mの切り替えが思うようにいかず、入賞を逃した。今回はトラックで世界選手権の標準タイムを狙いに行くのではなく、あくまでも入賞にこだわっていただけに悔しい結果となった。

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「いい走りができているときは、体が勝手に“こうしろ”と動き出します。相手がスパートしたとしても、調子が悪いときは、『やばい! 行かれた!』と、つられて出てしまう。だけど、調子がいいと落ちついていて、誰かが『これは行かなくても良いよ』と言っているような感じでレースが進む。そういう時は確実にレースが走れている。今回の日本選手権は慌ててしまったんです。……これ、すごく変な感じで伝わるかわからないですけれど(笑)」

「マラソンを前提として、トラック競技をやっている」と服部選手は臆すことなく言う。トラックに挑戦する目的はスピードを手に入れるためだ。
「マラソンで結果を出したいという気持ちが一番強いんです」

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その服部選手がシューズに求めることは「マメができないシューズですね」と笑う。「僕はすごくマメができやすい。ナイキを履く以前、当時はレースで履く度にマメができてしまっていた。そこでナイキのシューズに変えたんです。そしたら、軽減されてきました。本来、足を守るべき靴なのに、靴によって足がダメージを受けることがある。あと、履いていて足と一体化しているシューズがいいですね」

服部選手も「ナイキ エア ズーム ペガサス 34」をアップや40キロ程度の距離走の練習時に使用しているそうだ。
「基本的に、トレーニングはペガサスですね。足と一体化しているような感じがあるのと、他のシューズに比べてホールドされている感じが強い。特に今回のペガサスは前のシリーズよりもよりホールド感が良くなっている気がします。それに、接地したとき足が抜ける感じがするんです。イメージ通りの足の抜け方をしてくれる」

2017年12月3日。服部選手は『第71回福岡国際マラソン選手権大会』に出場予定だ。
「そこで東京オリンピックの選考舞台に立てるように(結果を出す)。それが今の目標です。切符を取ってからタイムなどを意識する。まずは、選考の舞台に立つための切符を勝ち取りたい」。もはや昨日の試合に悔いはなく、あるのは課題だけ。そう言っているようにも感じた。彼の座右の銘は「過去は見ない、この生きる先に道は開ける」。服部選手は長居スタジアムの観客席からトラックを見つめていた。その先にはなにが見えているのだろうか。

進化した「ナイキ エア ズーム ペガサス 34」

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前足部とかかと部分に搭載された2つのナイキ ズームエア ユニットによって、フォアフット、ミッドフット、かかとフットと、どんなランナーにとっても、着地時に反発性を感じられる仕様が魅力。

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最新モデルでは、足の自然な動きを促すために、かかと部分に丸みをつけ、かかと外側に向かって傾斜をつけることで、自然と足運びの回転を上げてくれそうな設計に。また、新しくなったフライメッシュアッパーは、半透明のモノフィラメント(単繊維)糸を採用し、軽量化と通気性を向上させている。

ナイキ エア ズーム ペガサス 34

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価格: ¥12,960(税込)
SIZE: 24.5-30 ㎝(MEN’S) / 22.5-26.5cm(WOMEN’S)

ナイキ エア ズーム ペガサス34はhttps://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running/pegasus及び一部販売店で発売しています。

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