(写真 古谷 勝 / 文 小泉咲子 / 協力 MOUNTAIN ATHLETICS

THE NORTH FACEが展開するトレーニングウェアカテゴリー「MOUNTAIN ATHLETICS」。トレーニングを行うことで、身体を通じて精神へと深く入り込み、心身に新たな気づきを得ることを目的としたワークショップシリーズが先月から始まった。コンセプトは“INTO THE MIND”。第2回目の講師に、現役格闘家の宇野薫さんを招き、MMA(総合格闘技)+ランニングを指導してもらった。参加者は、ほぼ全員が格闘技未経験者でランナーが多かった。ふだんしたことのない動きに取り組んだことで、どんな精神的変化を感じ取ったのか、レポートする。

初めてのMMAトレーニングはFresh&Fun!

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6月25日、男性9名、女性6名が集まったのは「パンクラスイズム横浜道場」。ファイターの北岡悟さんがオーナーを務めるMMAトレーニングジムをお借りした。ふだん体験できないケージを目にするだけで、闘志に火がつくような、熱い気持ちになるから不思議だ。

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ウォーミングアップ後は、いよいよMMAの動きへ。今回は、立ち→組手→関節技でフィニッシュと、バラエティに富んだ動きがミックスされた6段階を練習していく。
1段階目は、ボクシングのように構え、四角に回るボックスと呼ばれる動きをマスター。バランスが崩れないように、左右の脚を交差させないのがコツだ。これを繰り返すだけでも、ふくらはぎが張ってくる。

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2段階目は、攻めと受けを交互に入れ替え、相手の反応を見る練習。ここでも「バランスを崩さないように」と宇野選手から注意が入る。「バランスを崩した時が、最も相手に付け込まれるタイミング。攻守が入れ替わる時は、即時に体勢を戻すように」。

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3段階目は、パンチ。安定した構えから2発パンチを打ち込む。ポイントは、出した腕を引いて元の位置に戻すこと。「出しっぱなしにして戻さないでいると、次の技に繋げられません」。30秒パンチを打ち続けると、汗が床に滴り落ちるほどの運動量だ。

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4段階目は、キック。これまで同様、バランスを崩さないこと、そしてキックした脚を元に戻すことが重要だ。

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5段階目は、相手と組んだ腕をくぐりぬけ、バックを取る。そして、最終段階で首を絞めてフィニッシュ。もちろんお互い、手加減し合ってはいるのだが、少しでも絞める力を強められると、ほんとうに息ができなくなり苦しい。一瞬の経験なのにも関わらず、いかにプロ選手たちが恐怖心に打ち勝ち、身体を張って勝負を挑んでいるのか、自分の肉体を通じてわかったような気がする。

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MMAパートの最後には、宇野選手にパンチとキックを1分間受けてもらう時間が設けられ、参加者たちは贅沢なミット打ち経験を楽しんでいた。

宇野選手が日々走っているコースをラン

MMAトレーニングの後は、宇野選手お気に入りのジョギングコースへ。横浜スタジアムや文明開化の香りが残る歴史ある街並みを抜けて、横浜港大さん橋と横浜らしい風景を楽しみながら、ゆっくりしたペースでランニング。

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「それぞれの段階を30秒ごとにやるだけでも、こんなにキツいとは。これからトレランを始めたいと思っているので、体力をつける必要性を肌で感じました。宇野選手の指導はわかりやすく、褒めてもらえたので嬉しかったです」

「息が切れるほど激しい動きをしているわけではないのに、汗がじわじわ出てきて爽快。一発打ち込むごとに覚醒していく感覚があって、パンチを打っていた時がいちばん集中できました」

「やったことのないトレーニングは、当たり前だけど、すぐにはできないじゃないですか。ゼロから試行錯誤しながら、だんだんとできていく過程が楽しかったです。こんな身体の使い方があるのかという気づきもありました」

「ラン歴3年くらいですが、新しいことを始めたいと思って参加。ミット打ちは初めてで、間合いを取るのが難しかったです。新しいことだらけで、すべてが新鮮でしたが、頭で考えず、自然に動けるようになると、今日とは全然違う精神的ステージにいけそうな予感がありました」

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約2時間半ですべての内容が終了。参加者の表情は晴れやかで、お互いの頑張りを讃えるように自然と拍手が起こった。


「MMAはコンタクト競技なので、相手の動きを読み、瞬時に判断する力がトレーニングによって磨かれると思います。僕は、今よりも強くなるために、いろんなトレーニングを試してみるタイプ。新しい動きを取り入れていくたびに発見があるので、マンネリしないんです。一方で、ランニングのように、日々積み上げていく練習も大切。コツコツ行うトレーニングがベースにあるからこそ、新しいことがより新鮮に感じられるんです」(宇野さん)

次回は、7月23日、究極と呼ばれるストレッチセッション。池畑薫さんを講師に迎え、ヤムナボディローリングのワークショップを開催。イベントの応募はこちらから

宇野さんがセレクトしたウェアはこちら

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「『THE NORTH FACE』といえば、やっぱりデザイン。シンプルなのにオシャレですよね。オリジナルのスポーツウェアを作っている身として、いつも上手いなあと唸らされます」Tシャツ¥4,212

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「MMAは、キックなど脚を大きく開くことが多いので、とくにパンツのストレッチ性が重要。これは、動きにしっかりついてきてくれて、ストレスをまったく感じませんでした」 ショーツ¥9,612

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「ベーシックカラーのグレーを基調としたシューズはウェアーにも合わせやすいです。足の甲と幅が広い自分でも、アッパーのニット素材のおかげか、程よいフィット感を得られました。」シューズ¥16,200

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宇野薫
総合格闘家/UCS、ONEHUNDRED ATHLETICディレクター兼アドバイザー。

1975年、神奈川県生まれ。高校時代からレスリングを始め、96年にプロ修斗でデビュー。3年間でチャンピオンに登り詰める。 その後、UFC、K-1、HERO’S、DREAMなどにトップ選手として参戦し、総合格闘技のパイオニアのひとりとしてブームを牽引。今もなお現役の総合格闘家として活躍中。さらに、格闘技に興味のあるビギナー向けのMMAクラス『UNO DOJO』の指導にも力を注いでいる。 また、ファッションセンスにも定評があり、ONEHUNDRED ATHLETICディレクター兼アドバイザーも務める。
宇野さんが指導するMMAのセッション『UNO DOJO』は、GOLD’SGYM原宿東京・サウス東京ANNEXで受けられます。詳しくはホームページまで!
http://unodojo.com/