(写真 古谷勝 / 文 海達亮弥)

onyourmark編集部の海達です。今更ですが明けましておめでとうございます。本年もonyourmarkを宜しくお願いします。

みなさんは「山と道」ご存知ですか? きっと「onyourmark」読者の方で夏山やトレイルなどのアクティビティに傾倒している人であれば、きっと1つや2つはアイテムを持っているのではないでしょうか。僕自身、昨夏に週7(くらいの勢い)で着用していた5-POCKETS SHORTSやサコッシュ、ストレッチキャップにULバックパックのmini2など、アウトドアフィールドだけでなくコンクリートジャングルの東京で生き抜くためのウエアとして、本当に愛用させていただいております。
 

chabeck-00013

そんな中、昨年末にまた「山と道」がなんともグッドセンスなアイテムをローンチしました。それが「Merino Hoody」です。このアイテムは読んで字の如く、メリノウールを100%使用したアノラックパーカ。一言で説明すれば至極シンプルなアイテムですが、ネーミング以上に魅力的なウエアといえます。

「山と道」の新作をトレイルレースでトライしてみる

「山と道」のホームページによると、一週間着続けても臭いが気にならないほどの抗菌消臭作用があり、「天然のエアコン素材」とも言われる最高品質のニュージーランド産メリノウールを使用。さらに、機能性を求めたオーセンティックなデザインなので、ショーツやキャップなどと同様、山でも街でも着ることができます。

山でも街でも快適な、このオールマイティ・ウエア。ある日、せっかくなら「トレイルレースで使ってみたい!」と個人的にふと思い、いつもの相棒であるOMMはそっと棚の奥にしまいこんで、この「Merino Hoody」を実際にレースで使用してみることにしました。その舞台は昨年の11月20日に初開催され、編集部・久恒と挑んだ「南アルプス マウンテン マラソン(MAMM)」。
 

chabeck-00013

この頃は、10月末に夏日を記録するなど、例年に比べて寒の入りが遅く、当日もとても過ごしやすい気候。前日の雨で多少温度は冷え込んだものの、絶好のトレイル日和です。レース前、念のためバックパックにはシェルは入れておいたものの、トップスのウエアリングは「Teton Bros」のTシャツにこの「Merino Hoody」を着用してスタートすることになりました。レースの内容は久恒が精魂こめて書いたこちらの記事に譲るとして、僕の方ではこのアイテムに特化した自分なりのインプレッションを紹介します。

MAMMは日本のトレイルレースではなかなか珍しい、折り返しコースとなっているのが特徴。片道22.5kmのコースを行って帰ってくる45kmのレースで、「この往路の気持ちよい下りを、帰りは登ることになるのか…」と走っている中でどうしても考えてしまいがちなので、トレイルとしてはミドルレースの部類ながらも、精神的にはなかなか辛いレースであります。
 

chabeck-00013

コース序盤は登り基調。レース中は終始暖かったこともあり、最初の登り区間では汗が噴き出す人も多数。ほとんどのランナーがレース開始前には薄いシェルを着用していましたが、この時点で脱いでしまって体温調整する人がほとんどでした。するとほどなく、シングルトラックとなりトレイルレース名物の渋滞が発生。そこは見晴らしが良い山道で風が抜けることに加え、標高も上がったことで気温も下がり、じっとしている時間が増えるため体温低下が進行します。あわててシェルを再び着用するランナーもいましたが、私・海達はそんなことは全く気にせず。そう、「Merino Hoody」のおかげです。

レース中も終始快適に過ごすことができる

メリノウールは汗抜けがよいこと、肌触りがとてもよく着心地抜群なのでシェルのような着た際の“ヒヤッと感“を感じることはありません。もちろん風が強く吹けば必然と体温を奪うことになりますが、これくらいの状況下であれば適応範囲内。ストップ&ゴーが続くレース状況でも、心身に負担をかけずに気持ち良くトレイルを楽しむことができました。また、昨年の「菅平スカイライン トレイルランレース」「SPA TRAIL」などで胃腸問題に悩ませられ、ペースダウンを余儀なくされた僕にとって、「Merino Hoody」のカンガルーポケットは痒いところに手が届く存在。個人的には胃腸を動かすためにはお腹を冷やさないために、温かい食料を積極的に取り入れたりしているのですが、レース時は快調そのもの。生地が2枚重なっているため保温力が高く、あの辛い思いをすることはありませんでした。
 

chabeck-00013

 

chabeck-00013

という訳で、MAMMは昨年出場したレースの中でも特にダメージを抑えられたレースに結果としてなりました。ゴール後もハーフ部門に出場した久恒の帰りを寂しく待っていたのですが、汗冷えもさほど感じることなくジッとしていられるほど。もちろん12月〜2月の厳寒期のレースで、これをアウターとして着用してのマウンテンランニングはおすすめしませんが、ワンマイルウエアでも、街ではコートの下に着るインナーとしても活躍必至なので、オールシーズン使えるといっても過言ではありません。本当にオススメです。

山と道 Merino Hoody
価格 17,280円(税1,280円)
公式サイト http://yamatomichi.com/