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久しぶりの更新となるmark people。栄えある再開第一回はトレイルランニング界の若きプリンス・上田瑠偉さんです。昨年はモンブランで行われたCCC(101.1km 累積標高差6,092m)で準優勝の快挙。ノリに乗っている彼の目線の先にあるものとは?

(写真 古谷勝 / 文 onyourmark)

トレランの日本選手権とも言える日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)において、2014年に最年少(当時21歳)で優勝。しかもコースレコードを18分も上回る7時間1分13秒という驚異的なタイムは、世間をあっと驚かせました。続く2015年にはトレラン世界最大の祭典UTMB(169.4km 累積標高差9,889m)と同時開催のCCC(101.1km 累積標高差6,092m)に参戦。暑さに悩まされ47位という結果に終わりましたが、翌2016年に再挑戦すると準優勝という快挙。しっかり経験を活かして、たった一年で調整してくるあたりにホンモノの香りを漂わせます。

そんな上田瑠偉さんは、生粋のランニングアディクト。
「走ってて何が好きかって、息がゼイゼイ、ハアハアすることなんですよ。生きてる実感を得られるんです」主将を務めた陸上競技の名門・佐久長聖高等学校時代には残念ながら怪我に泣かされる。少しでも良くなると走り出してしまうランニング好きなところが、逆に回復を遅らせてしまった面も。大学では楽しく走ろうと同好会へ。10代最後の思い出にと第一回柴又100Kにエントリーするとはじめてのウルトラマラソンにも関わらず5位に入賞してしまう。とにかく若いのに距離への気負いがなく、楽しく走ってしまうのが彼の強さの秘密でしょう。

現在はトレイルランニングへと導いてくれたコロンビアスポーツウェアジャパンの一員としてマーケティング部に所属、仕事とトレーニングを両立させています。その環境の中で、今年は年間5戦のポイントで競われるスカイランニング・ワールドシリーズに参戦予定。特に5月のゼガマ・マラソン(スペイン・ゼガマ)、7月のドロミテ・スカイレース(イタリア・カナゼイ)、10月のスカイランニング・エクストリーム(イタリア・リモーネ)には意欲を見せています。そして結果を求められるビッグレースにはKOREA50KとモンブランのOCC(52.4km、累積標高3,322m)を選択。今年もスピードスター上田瑠偉さんから目が離せません。


【名前】上田瑠偉 RUY UEDA
【生年月日】1993年10月3日
【職業or所属】コロンビアスポーツウェアジャパン
【やっているスポーツ】トレイルランニング
【HP or BLOG】www.facebook.com/ruyueda19931003/?fref=ts

お気に入りアイテム
CALDORADO™(カルドラド)Ⅱ(コロンビア モントレイル)
モントレイルがコロンビアのトレイルランカテゴリーとしてリブランドされ、昨年登場したCALDORADO™もロゴを一新。新開発のアッパーのおかげで、より軽くなった。履口とタンの素材が柔らかく、履き心地が良いところが気に入っているそうだ。