全米を席巻中のマインドフルネス。mark07号ではランと瞑想の繋がりに着目したリトリートを主催している米国屈指のトレイルランナー、ティモシー・オルソンに話を聞いた。

 高校を卒業した頃から僕はドラッグとアルコールに溺れるようになって、ハイになることで自分から逃げていた。自分がどちらにいくべきか分からなくて、「いま」というこの瞬間を生きるよりも、その瞬間から逃げ続けていたんだ。やがて、その当時の仲間が刑務所に入れられ、自殺してしまった。その時に、僕は目が覚めたんだ。

ドラッグとアルコールに溺れていたティモシーを救ったのはランニングと瞑想だった。やがて瞑想は走ることの助けになり、ランニングをより楽しめることに気がついた。そして走ることへの情熱はさらに膨らんでいった。

 メディテーションが走ることの助けになって、ランをより楽しめることに気がついたんだ。だからランへの情熱がさらに膨らんでいった。トレイルランでもロードランでも、それは基本的には、「いまここに在ることに根ざしたアクティビティ」だ。一歩一歩、右の足を前に出したら次に左の足を前に出し、自分の呼吸をフォローしていく。だから以前から僕は、ランニングのことをメディテーションだって思ってきた。

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米国の伝統的な100マイルレース『ウエスタンステイツ・エンデュランスラン』を2度優勝し、コースレコードを保持しているだけでなく、多数のウルトラトレイルレースでの優勝経験を持つトレイルランナーであるティモシー。ランニング=メディテーションという考え方が彼の強さの秘訣とも言えるのではないだろうか。

 マインドフルネスは自分自身を鍛えてくれる。だから僕が人に言うのは、マインドフルネスは心のエクササイズだということ。人々は、身体にいいものを食べたり身体を鍛えたりすることに何時間も費やしていて、それは素晴らしいことだけれど、僕らは自分の心や感情というものをすぐに忘れてしまう。だからメディテーションはそれを助けてくれるし、自分自身を受け入れ、自分に対して辛抱強くなり、思いやりを持てるようにしてくれるんだ。
 

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絶賛発売中のmark07号ではティモシー・オルソンのインタビュー全編ならびに、ティモシーによる瞑想のガイド(抜粋)やmark編集部も参加したコロラド州ボルダーでのラン・マインドフル・リトリートのプログラムも掲載中です。ぜひ、本誌でチェックしてみてください。また、ティモシーのリトリートアドベンチャー・マインドフルが参加申込み受付中です。こちらも合わせてご注目ください。

アドベンチャー・マインドフル

ティモシー・オルソンが主宰するランとマインドフルネスを組み合わせたアットホームなリトリート。トップランナーと山を走るのは得難い機会。走力に自信がなくとも、ランニングセッションはレベル別に3段階に分かれているので心配はない。2017年は3月30日〜4月3日の日程でカリフォルニア州マリブにて開催予定。
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