メジャーなレースはほぼ終了しましたが、もともと運動負荷の高いトレイルランニングは少し肌寒いくらいが走りやすいもので、雪深くなるまでまだまだ多くのランナーが色々なエリアを楽しんで走っています。

ただし、冬のウェアリングやギア選びって意外と難しいもの。今回はそんな時に役立つギアをいくつかご紹介します。ちなみにどれも今シーズンの新作!ってわけではないです。でも、新しい面白いギアを紹介するのと同時に、すでに世にあるギアの魅力を伝えることもとても大事だと思っています。そういう中から読んでる皆さんが自分のお気に入りのギアを見つけてくれたら嬉しいですね。

Patagonia / メンズ・ウインド・シールド・パンツ

MARK GEAR

「冬場のランニング何はくの?問題」ってのが意外とありまして。日本人だとロングタイツにショートパンツ重ねるって方が多く、海外の方はロングタイツ一枚って方が多いですよね。タイツの利点は足が動かしやすいということなんですが、そもそも日本人はタイツが好きじゃない方も多い印象を受けます。

じゃあどんなパンツが求められてるのか? お店に立って色々な方と接していると「タイツほどタイトじゃないけれど足さばきがしやすくシルエットが良いもの」というのが、人気が高いですね。

実は僕も3年くらい前からこの手のパンツはかなりチェックして、いくつかいいものを見つけてお店でも販売してたんですが、残念ながら大半は今シーズン販売されていません。ただ、そんな中現在発売されている、Patagonia / メンズ・ウインド・シールド・パンツはみんなが求めているバランスをかなりハイレベルで満たしたロングパンツです。

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DWR(耐久性撥水)加工を施されたストレッチ素材のこのパンツは、タイツよりはゆったりしたシルエットで腰回りに圧迫感はありませんが、裾にかけてテーパードしているため走る時にばたつかないし、見た目も非常にスッキリしています。旧モデルは着脱を考えてか裾がやや広い作りになっていましたが、現モデルはマチ付きのジップを裾につけることでこの問題を解消しました。

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フロント部分には防風素材がラミネートされていますが、この手のパンツにありがちな、生地が硬くなったり重くなったりがないのではいていてストレスがありません。また、膝の裏側などにキャプリーンサーマルウェイトのパネルが配され通気性も確保されています。

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また、同カテゴリのパンツは収納力があまりないものが多いんですが、このパンツは両サイドにジップポケットが付いていて、大きめの携帯電話も収納することができます(あんまり大きいものここに入れたら走る時邪魔ですけど)。

ということで、なんだかんだ今販売されている、Patagonia / メンズ・ウインド・シールド・パンツこそ、みんなが求めている「ポスト・タイツ」の大本命だったてことでした。見た目も黒でシンプルなので街ランでももちろん使えますし、トレイルまでの行き帰りで利用するのにも適していると思いますよ。

販売ページ
Patagonia / メンズ・ウインド・シールド・パンツ
http://shop.rb-rg.jp/?pid=109699144

Arc’teryx / Phase AR シリーズアクセサリー

MARK GEAR

Phase はArc’teryxのベースレイヤーシリーズの総称。ベースレイヤーについた固有名詞ではpatagoniaのcapileneシリーズが有名で、Phaseは高い機能の割にトレイルランニング界隈では意外と認知度が低いなと思うのですが、僕はトレイルランニングを始めた時からPhaseシリーズの大ファン。今でも勝負時には必ずPhaseのシャツを使う、そのくらい信頼しているシリーズです。

Phaseの特徴はとにかく汗の拡散性が高いことで、各ブランドで数あるベースレイヤーの中でもトップクラスです。使用する目的に応じて、軽量で汗の拡散性に最も優れた”SL”(Superlight)、保温性と汗の拡散性のバランスが良い”AR”(Allround)、もっとも保温性の高い”SV”(Severe Weather)の3カテゴリーがあります。

ちなみに今日はその中から本流のベースレイヤーではなく、あえてアクセサリーを紹介するのですが、それには理由があります。冬場のトレイルランニングでは、寒い→じゃあ保温しよう→走る→やっぱり暑い、ってことが結構多く、そして特にアクセサリーのカテゴリにおいて、ちょうどいい感じのアイテムが少ないからなんです。

例えばキャップ一つとっても、保温性に優れたウールのキャップを選ぶと走り出してかく大量にかく汗の拡散が間に合わず汗冷えをしてしまうし、その逆で汗抜けがいいだけの素材では保温をしてくれないなんて感じ。そんな中、保温性と汗の拡散性のバランスが良いPhase ARシリーズのアクセサリーは本当に冬場のトレイルランニングによくはまります。

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Phase AR Beanieは薄手で軽量のビーニーキャップ。僕はレギュレーションに防寒用のキャップが含まれているレースでは必ずこのキャップを持参します。よりミニマルなものを好む方にはPhase AR Headbandがオススメ。もちろん何回も書いているようにしっかり保温してくれながら、かいた汗をちゃんと逃がしてくれます。

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そしてPhase Glove。冬場のランニンググローブは薄手でも起毛した保温性の高いタイプのものが多いです。走っていると暑くなっちゃうけど取ったら寒い…なんて経験したことがある方も多いんじゃないでしょうか? ライナーグローブとしても使えるPhase Gloveは本当に程よい薄さで、そんなジレンマを解決してくれます。旧モデルはタッチセンサーに反応しませんでしたが、現モデルはそこも改良されしっかりタッチセンサーに反応します。

そして、このPhase ARのアクセサリー類、デザインもミニマルだし、機能的にもちろん街ランでもはまりますよ。

※2016年の秋冬シーズンよりPhase ARのウェアはPhasic(Phaseのベースとなる素材名)の新素材を使っていますが、ここで紹介したアクセサリー類は従来のPhasic素材を使用しています。

販売ページ
Arc’teryx / Phase AR Beanie
http://shop.rb-rg.jp/?pid=109699150

Arc’teryx / Phase AR Headband
http://shop.rb-rg.jp/?pid=109711776

Arc’teryx / Phase Glove
http://shop.rb-rg.jp/?pid=109712309

OMM / Rotor Vest

MARK GEAR

もともと走っている時と止まっている時で体感温度がだいぶ違うトレイルランニング。冬場は更に体感温度の幅が広がります。登りでプッシュしてる間はベースレイヤー1枚でも暑いくらいだったのに、登りきって止まって休憩した途端に、吹き抜ける風やさっき大量にかいた分の汗冷えなどで一気にブルブル。そんな時に役に立つのがRotor Vestです。

Rotor Vestは、化繊の中綿Primaloftの最上位ラインGoldを40g/m2使用した中綿ベスト。この素材は濡れてもロフト(中綿のかさ)が損なわれず、93%の保温性を維持するのが特徴で、濡れに弱いダウンと比べて山行に携帯する際の安心感があります。トレイルランニングは雨が降ってなくても、自分の汗でザックの中まで濡れたりしますから、そういう意味でも心強いです。

OMMからは同じ素材を使った長袖のアノラックタイプのRotor Smockも出ており、こちらが220gと言う、長袖の化繊インサレーションウェアではかなりの軽さなんですが、Rotor Vestは重量が135gと更に軽くなっています。Smock、Vestともにパッカブルですが、収納時のサイズもVestはSmockの半分くらいに小さくなります(Smockは収納した時に枕になるというギミックがあるため収納サイズが大きいと言うのもあります)。もちろん保温性で言えば長袖のSmockの方が高いですし、天候や状況によっては 無理せず保温性の高い方を携帯欲しいのですが、Rotor Vestはミニマルな装備の時にでもこれならザックに入れてもいいなと思わせてくれる、そんなサイズです。

また、面白いのがフロントジップの構造。軽量アイテムながらダブルジップになっているのですが、下のジップを開けてベンチレーションができるだけでなく、そこに開いたスペースに本体を収納するでのす。言葉では分かりにくいかもしれませんが、この辺の工夫がOMMらしくていいんですよ。

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てことで、持ち運びに苦にならず、休憩時、ハンガーノックや怪我などで走れなくなった時、また下山して帰宅する際にシェルの下に着るなど、小さいながら様々な状況で役立つ気の利いたウェアです。個人的には意外とこういったアイテムを携帯しているランナーが少ないと思うので、肌寒い時期にトレイルランニングをする際はぜひお守りがわりにザックに忍ばせてみて欲しいアイテムです。

販売ページ
Rotor Vest
http://shop.rb-rg.jp/?pid=108931182

最新情報
11/20 千葉の里山を駆け巡る初心者向けトレイルランニングイベント「PEANUTS RUN」を開催します。
http://rb-rg.jp/?p=4587

ショップ情報
Run boys! Run girls!
Run boys! Run girls!(ランボーイズ!ランガールズ!)
住所 101-0032 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404
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営業時間 12:00〜21:00
定休日 不定休
http://rb-rg.jp/