(写真 濱田晋 / 文 小泉咲子 / 協力 ニューバランス)

ニューバランスの特設サイト、FIND YOUR BETAに登場する彼女たちはスピードやレースに拘らず、ただ走ることによって、心体ともにライフスタイルを豊かにしている女性たち。そんな彼女たちが、12月6日に開催される湘南国際マラソンに出場するという。完走を目指すのか、目標タイムを設定するのか、何を目的に走るのか――。そこでラン歴も、ランスタイルも、走るワケもそれぞれ違う3人の今の心境を聞いた。3人がスタート地点に立つのは、2カ月半後だ。

チャンスがあったらとりあえずなんでもやってみる 

sample alt

以前は、とにかくモデルがしたかった。というか、モデルしかしたくなかったんです。オーディションを受けても仕事が全然なくて。それで、SNSに力を入れて私服などをアップしていたら、スタイリストのお仕事に誘ってもらったんです。そんなとき「フルマラソンを走らないか」と声を掛けてもらい、これも意味があると感じました。走るようになって、スタイリストとしての経験が浅いにも関わらず「実際に走っている人で」とスポーツウェアのスタイリングを依頼されるように。さらにはそのスタイリングの現場で、「次はモデルで」と言ってもらえる。確実に、仕事の幅が広がりましたね。

私にとってランは、身体ではなく心をリセットしてくれるもの。走ると、ザラザラした心の引っかかりが消えて、ストレスが積み上がらないんです。走り始めたときにはすでに、フルマラソンを走ると決めていて練習をスタートさせたんですけど、最初は、たった2㎞しか走れませんでした。これじゃ、とても完走は無理とも思ったんですけど、走る前から走れないとは言いたくなかった。

二年半前の初フルマラソンのときは、とにかく真面目にトレーニングに取り組んだんです。20kmを過ぎてからは、これまで走ったことのない距離への恐怖に襲われても、練習した日々を思い出しながら走り続けて。気づくと走りながら泣いているし。歩いては走って、走っては歩いて、タイムは5時間30分。それはゴールに向かって走ることにきちんと向き合えた時間。充実感に満たされました。

sample alt

一年後のフルは、ほとんど大会用の練習しなかったんです。「走れるだろう」と思って。実際、走れちゃった。しかも、50分もタイムが縮まったんです。でも、ただ辛かっただけという印象しかないんです。1回目のような喜びがなくて……。3回目の今回は、原点回帰。ふだんは、週1回5㎞程度を走るだけなんですけど、大会に向けて週4回、朝ちゃんと起きてトレーニングすることを自分に課します。1回目のように、いい思い出を作りたいですね。

ベイカー恵利沙
モデル、スタイリスト。ファッション、ビューティ、スポーツと多岐に渡るジャンルをこなす。手作りアクセサリーブランド「Citrine」も手掛け、今年から『ELLEgirl』のキュレーターを務めている。中・高時代はバトン部、大学時代はダンス部に所属。

彼女たちは走るペースも、頻度もさまざま。ランニングとの向き合い方は、ランナーの数だけある。でも、同じ大会を目指すと決めた3人の思いに刺激され、自分もフルを走ってみたいと感じたら、その思いを大切にしてほしい。彼女たちが走る湘南国際マラソンでは、すでに応募を締め切っているが、現在、10名の女性ランナーを追加募集している。フルマラソンを走る日は“いつか”ではなく、12月6日だ。
https://monipla.com/findyourbeta/campaigns/3661