(写真 阿部健 / 文 井上英樹)

都市と地方を結ぶ企画のプロデューサー、トランペッター、様々なプロジェクトの立ち上げ。ジャンルを越境した仕事に多数携わる坂口修一郎さんは毎日5~10キロの距離を軽く歩くといいます。
その坂口さんが着るウェアのポイントは「シンプルであること。機能的であること」。
日常の世界にアウトドアギアの機能を取り入れたalk phenix(アルクフェニックス)を愛用する坂口修一郎さんに「歩くこと」についてお伺いしました。

東京を最も効率よく移動する手段

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GPSと連動したiPhoneアプリのログを見ると平均して5キロから10キロは歩いています。だけど、「今日は10キロ歩こう」。そんなふうに意識的に歩くことはしません。僕にとって歩くことは目的ではありませんからね。

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僕はイベントのプロデュースなどの仕事が多いので、毎日のように打ち合わせや遠方への移動があります。時には楽器を持ってスタジオやライブ会場に行くこともある。僕はあまりタクシーには乗りません。東京の都心は電車が網の目のように張り巡らされているので、駅まで歩いて行く。職場から駅まで自転車で移動していた時期もあったけれど、結局乗った駅からさらに違う駅に移動して、そのまま家に戻る……。そうすると自転車をピックアップできない。結局東京の移動は、徒歩と電車利用が一番効率が良いんじゃないかな。

僕がウェアに求める機能

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ネクタイをしめるのは、年に2度程の冠婚葬祭くらい。ラフな格好が多いけれど、人に会うからあまりラフすぎてもいけない。よく歩くので靴はスニーカーでも良いんだけれど、クライアントや行政の人と会うような場合はやっぱりキチッとしたほうがいい。愛用しているのはアメリカの郵便局員が履いているポストマンシューズ。これ、見かけは革靴なんですけれど、ソールがすごく柔らかくて、さすが郵便局員が履いているだけあっていくら歩いても疲れないんですよね。パンツは短パンでも革靴を履いていればなんだか、ちゃんとしているように見えるから不思議です(笑)。

あと、ウェアに求めるのは軽さと速乾性。だから、シンプルなデザインのアウトドアウェアはまさに理想なんですよね。僕はそもそも荷物を持つのが嫌いなので、出張先にも着替えをあまり持っていかない。速乾性があると、寝る間に宿でさっと洗っても翌朝乾いている。傘を持つのも嫌いだから、このレインウェアにもなる、パッカブルのコートは最高ですね。荷物は必要最低限の方がいい。

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月の半分は東京を離れています。月に2度、3度と飛行機に乗る生活をしていると、体も疲れるのを防ぎたいのでしょう。飛行機が上空を飛ぶ頃には深い眠りに落ちています。結構ぐっすり眠る癖があるんです。すると、起きたときに寝汗をかいていることが多い。これがすごく不快なんだけど、alkのTシャツは汗を感じないんですよね。もちろん、他の服の時と同じように汗をかいているけれど、早い時間ですぐに乾いている。これがいい。

歩禅という考えかた

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「歩くときにアイデアを考えたりするの?」と聞かれることがありますが、それはない。歩くときはしっかり歩きます。「歩禅」という考え方があります。禅というとお寺で座禅をするイメージがありますが、実は禅はもっとバリエーションがあって掘り下げていくと、寝ていても、食事をしていても行える禅があるそうです。「歩禅」とは歩きながらする禅です。さほど難しいものではありません。とっても簡単なんです。一歩一歩の動作をスキャンしていきます。足を振り出し、かかとが着地し、足の裏で地面を捉え、体重をかけ、体が移動し、反対の足を振り出す……。ていねいに歩くことを考え続ける。そうすると、雑念が消え、歩くことに集中できます。

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悟りを開くとかそんなことは考えていません(笑)。もっと、ライトな感じで楽しんで歩いています。不思議なことに頭がスッキリするんですよね。歩きながら仕事のことを考えたり、アイデアを練ったり、心配事をしたり、歩きながらメールを打つ人もいますよね……。そんなことをするよりも、「歩くこと」に集中して意識を高めた方がいいかもしれない。会議のことは会議の時に考えればいいし、考え事をするときは、考え事をする時間を作ればいい。歩くときは歩く。これでいいんじゃないかなと思いますね。

歩くことは文化を作る

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地方都市に行って、「この街、いいなあ」と思うのは「歩ける街」です。車移動を中心に考えている町は効率的な街づくりをしているかもしれないけれど、僕の好きなタイプのカルチャーではない。好きな街を思い返すと、どの街にも路面電車が走っている。路面電車と歩きで移動できるコンパクトな街が好きですね。僕の故郷の鹿児島にも路面電車が走っています。歩くと車とは違った景色が見えてくる。人にも出会える。

路面電車もそうですが、「歩ける街」には喫茶店が多いような気がします。歩き続けるとやっぱり疲れますからね(笑)。そこに人が溜まり、会話が生まれ、時に文化が生まれるのかもしれない。歩かない街には文化が生まれようがない。歩く先には文化がある。だから、僕は歩くことはとても大切なことだと思っています。

坂口修一郎
1971年鹿児島生まれ。90年代よりDouble Famousのメンバーとして活躍。04年にプロデューサーとして代官山UNITを立ち上げた後、現在ではジャンルを越境したイベントのプロデュースに多数携わっている。東日本大震災支援で緊急来日したジェーン・バーキンのバンドをコーディネートし、その後ワールドツアーに参加。自身の故郷である鹿児島で体験型の野外イベント『グッドネイバーズ・ジャンボリー』を主催し、今年で6年目を迎える。
http://goodneighborsjamboree.com/

[坂口さん着用分]
amecoat/EPIC®
本体価格:¥32,000
カラー:ネイビー
サイズ:S,M,L,XL

sei shirts/stretch chambray
本体価格:¥18,000
カラー:ホワイト、ネイビー、グリーン
サイズ:S,M,L,XL

shu pants/garment dye
本体価格:¥24,000
カラー:ブラック、ネイビー、ライトグレイ
サイズ:S,M,L,XL

中に着たTシャツ
kai tee/Quick&Dry UP
本体価格:¥6,900
カラー:ホワイト、グレイ、インディゴ
サイズ:S,M,L,XL

商品詳細ページalk phenix 
e SHOP http://www.alkphenix.com/fs/alkphenix/c/top
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