(監修 AI / 写真 濱田晋 / 文 小泉咲子)

21days連載『RAW FOOD 21days』。前回までは、ローフードの基本的な考え方や、スポーツとの関係性などを紹介してきました。三回目からは、食材の持つ栄養素をできるだけそのまま摂取する食生活に、実際に取り組んでもらった人たちに登場してもらいます。

今回は、ヨガインストラクターのHana(村上華子)さんです。お子さんを育てながら、週に2クラスのペースでレッスンをもっています。子供中心の多忙な生活でも、ローフードを無理なく取り入れられた秘訣とは?
 

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ローフードに対するイメージは?
最初は、めんどくさいんじゃないかと思っていたんです。子供とは別メニューを作らなきゃいけないんじゃないかとか、玄米にしたりとか、完璧にやらなきゃいけないイメージでした。これはダメ、あれもダメってガチガチなんじゃないかと思っていたんです。周りにそうした人がいて、「私にはちょっと無理だな」って思いながら見ていました。

でも、AIさんが「ローフード100%でなくても大丈夫。やりやすいように取り入れてください」と言ってくれたので、すごくラクな気持ちでチャレンジできました。私、白いご飯が大好きで、玄米が苦手なんです。ローフード的には玄米にした方がいいんでしょうけど、「それでもいい」と私の好みや生活を尊重してもらえたのでよかったです。

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 今は、すべてが子供中心の生活。ヨガは、子供が昼寝をしている時間を利用して、ストレッチ的に行う。20時に寝かしつけてからは、読書など自分の時間が持てるが、そのままいっしょに寝てしまうことも多い。

ローフードを無理なく取り入れる方法は?
基本的には、これまでの食生活はあまり変えず、サラダや野菜の和えもの、カットフルーツなど、何品かローフードのものを加えるやり方で進めました。後半は、余裕が出てきたので、白い小麦を少しずつ控えるようにしました。今は、全粒粉のパスタやパンなど、気軽にローフードと組み合わせができる食材がふつうに売っているんですよね。しかも美味しい!宅配サービスを利用すれば、ちょっと高いけど、無農薬の野菜や果物もすぐ手に入るので、食材の買い物で苦労したことはなかったです。

これまでは蒸し野菜をたくさん摂っていたんですが、蒸さずにそのまま野菜を食べるようにしました。ドレッシングも、お酢の替わりに、オレンジやレモンを絞ってサラダにかけたり、ニンジンをすってオレンジジュースに混ぜたり、ローフードのバリエーションが増えていくにつれて、どんどん楽しくなりました。息子がよく食べるので、面白くなってきて、ローフードの本を買い、余った食材で作るようになりました。

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ローフードをやってみて感じた変化は?
産後、息子の機嫌が悪くならない内に早く食べ終えるだとか、食べた直後に寝かしつけながら私も寝てしまうだとか、すごく気持ち悪いと思いながらも、そうした生活になってしまっていたんです。ヨガも前ほどできないし、寝不足だし、思うように体のメンテナンスができず、生活を変えたいと思っていたタイミングだったので、ローフードを摂りいれた生活を試せたのはすごくいい機会でした。

最初の1週間が過ぎた頃、子供が入院してしまい、ローフード生活を中断してしまいました。病院に泊まり込みだったので、食事はコンビニのご飯が中心。どうしても「嫌だ」と思ってしまうんです。自分で納得できないものを体に入れる気持ち悪さを拭えなかった。そのこともあって、再開して2週間後は、体の中がクリーンになった爽快感をものすごく感じられました。

折り返しを過ぎてから、ブツブツが出たり、お腹がゆるくなったり、好転反応が出てきて日々の体調の変化をはっきり感じました。「ここから変わっていくんだ」というのがすごくわかりやすかったです。今は、吹き出物のピークは過ぎて、安定しています。

食べたものを表でビジュアル化したことで、気づきがありました。何を食べたのか書き記すことで、自分を客観視できたんです。改めて、1食1食が健康や生活に占めるウェイトは大きいと感じましたね。ヨガも、今の自分の現在地を客観視して、変化の過程を見ていくものですが、ローフードも似ていると思いました。

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AIさんからの総括と今後のアドバイス
「Hanaさんは、時間配分や生活を整える意識がとても高いと感じました。これは、日常的にワークアウトを取入れてることが大きく影響してると思います。Hanaさんの場合は、ヨガですね。Hanaさんのように小さなお子さんがいるママたちにとって、ローフードを実践する際にいちばん問題となるのは家族との食事内容です。自分用、子供用、家族用と作り分けるのは、非常に手間と時間がかかります。ほかにも、産後太り、子供がご飯を食べない、といった食に関するさまざまなストレスをママは感じているもの。だから、Hanaさんにも「The Raw food!」ではなく、部分的に摂りいれる方法をお勧めし、「家族で楽しめるローフード」をテーマにアドバイスしました。

Hanaさん自身がローフード生活を楽しむことで、お子さんも家族もみんなが楽しんでご飯を食べられる。これはローフードがもたらす大きな効果! 食べるという行為は、お腹を満たすためのものではなく、楽しみながら健康を維持するものです。白いご飯が好きならば、そこは良しとして、野菜やドレッシングなど別の物で工夫する。子供も家族も、良い意味で騙されながら、いつの間にか健康になる。そんなマジックのようなことを、Hanaさんはママとして自然と実践されていました。フルーツやロースイーツも、手間をかけず取り入れられて、子供も喜んでくれるので、忙しいママにおすすめです。」

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産後1年くらいの時期は、卒乳して、太ってしまうママが激増するんです。卒乳しても母乳中と同じ量を食べてしまったり、ストレスでつい食べ過ぎてしまったり。そういうママたちに、ローフードは体重コントロールのためにも、おすすめですね。キッチンに立って食事を作る主婦の方は、始めやすいと思います。家族の健康も上手にコントロールできるんじゃないかな。お父さんがお酒を飲んで遅く帰ってきたら、朝食をローフードにして、爽やかに「朝はジュースだけよ」とか(笑)。

産後1年はすごく体調が悪くて、心身共に変化がめまぐるしかったんです。その時期を乗り越えられたのは、やっぱりヨガのおかげ。ヨガの哲学にたくさん助けられるヒントがあって、改めて心身を整えるのにヨガはいいと感じました。自分自身の体験を踏まえて、今後は、産前、産後、育児中のママたちのためのヨガレッスンをしたり、コミュニティを作れたらいいなと思っています。

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AIさんから大切な注意事項
「前回記事の第四章でもふれましたが、妊娠中の方やこれから妊娠される予定のある方、授乳期間の方はローフード実践には特に注意が必要です。これまでの食生活・生活習慣にもよって異なりますが、身体に蓄積された毒素が体内から排出され、お子さんにアウトプットされてしまいます。妊娠中や授乳中のスタートは避けて、家族みんなが健康になるローフード生活をぜひ楽しんで下さいね。」
 
 
 
 
村上華子(むらかみ・はなこ)
ヨガインストラクター、ライター、ヨガウエア「suria 」アンバサダー。2004年にヨガを始め、綿本彰氏のスクールで指導者としてのトレーニングを積む。都内各地でヨガの指導を行う他、ヨガコラムの執筆など多方面で活躍。2012年12月に第一子を出産後は、自身の経験を踏まえながらマタニティヨガの普及にも情熱を注ぐ。

監修者: AI
2003年、オーストラリア滞在中にヨガと出会う。ヨガをより深く学ぶためリストラティブヨガ、マタニティヨガ、タイヨガボディワークなど、様々な資格を取得。現在はブランドPRのかたわら、すべてのスポーツとリンクするヨガをたくさんの人に楽しんでほしいという思いから、「C-Flow」での週末クラス、プライベートレッスンを担当。ドテラ・アカデミーディプロマを取得、JLBA認定ローフードマイスター、JSA認定トップ・スーパーフードマイスターとして、“ココロとカラダが健康に生きるライフスタイル” をテーマに幅広く活動中。onyourmarkでは、様々なワークショップやレッスンをレポートする連載や、ヨガのコンテンツを中心にライター、ブロガーとして参加。