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華麗な技を競い合う女子新体操は目に触れる機会も多く、馴染みが深いものですが、この競技にはもちろん男子のカテゴリーもあるのです。そして、その男子新体操大学王者の座を12年間守り続けているのが「青森大学男子体操部」。日本全国から驚異の身体能力を持った若者たちが青森の地に集まり、合宿生活の中でその技を磨いています。

そんな男子新体操大学王者を舞台『スパイダーマン』の演出家であるダニエル・エズラロウが振り付け、三宅一生の衣装を纏ってパフォーマンスを繰り広げる、そんな舞台が2013年夏に代々木国立競技場第2体育館で行われました。『FLYING BODIES』はそのパフォーマンスが出来上がっていくプロセスと、その舞台そのものを捉えたドキュメンタリー映画です。

映画はいくつもの糸が織りあわされるようにして構成されます。合宿生活を送りながら新体操に打ち込む素朴な学生たち、情熱あふれる中田吉光ヘッドコーチの男子新体操部創設のストーリー、演出家ダニエル・エズラロウのクリエイティブ哲学、そして三宅一生の美意識。

様々な才能をひとつにまとめあげる創作のプロセスを楽しみながら、団体スポーツの裏側を見るような熱気を感じることもできる(舞台に立つ直前の学生たちの雄叫びは、さながらサッカー日本代表のロッカールームのようです)。また、『サムライフィクション』などで凝った劇映画やMVを撮ってきた中野裕之監督が自らカメラを回して撮ったでキュメンタリーであるというのも興味を惹きます。

さまざまな楽しみ方ができるこの映画、公開日は限られていますので早めにご覧になることをオススメします!

公式ページ:flyingbodies.jp

出演: 青森大学男子新体操部
企画・コスチュームデザイン: 三宅 一生
ステージ演出: ダニエル・エズラロウ
音楽: オープンリールアンサンブル
編曲: 畑中 正人
ナレーション: 豊原 功補
撮影・編集・監督: 中野 裕之
©2013 フライングボディーズ製作委員会 flyingbodies.jp

<プロフィール>
中野 裕之(撮影・編集・監督)
1958 年広島県生まれ。早稲田大学卒業。映画、ミュージッククリップ、CM、自然映像、ドキュメンタリーなど、多岐にわたる映像作品を手がける。1987 年、タイレル・コーポレーション設立。映像と音を融合させたミュージッククリップを作る一方、ビデオアート作家として海外で作品を公開。1993 年、自身の会社であるピースデリックを立ち上げ、見る人の気持ちを穏やかにするピースフルな映像を作り続けている。各国のMTV で放映された音楽クリップには、米国MTV アワード6部門にノミネートされたdeeelite の“Groove is in the heart” をはじめ、さまざまなミュージシャンのものがある。代表作としては、映画「SF サムライフィクション」(第2 回プチョン国際ファンタスティック映画祭グランプリ、毎日映画コンクール新人監督賞受賞)、「アイロン」(第59 回カンヌ映画祭批評家週間部門ヤング批評家賞受賞)、「TAJOMARU」、「美しい惑星」、「らもトリップ」など。

<一般上映予定>
ワールドプレミア・スクリーニング
ご要望にお応えし夜の追加上映が決定いたしました。男子新体操の新しい形を目指した選手たちの迫力の演技を是非ご覧下さい。
12月14日(土)〜 12月20日(金)連日2回 午後12:20 〜・午後 21:15 〜
テアトル新宿(新宿東口 伊勢丹メンズ館隣B1F TEL 03-3352-1846)
料金: 前売券1,000 円/当日券1,300 円(一般・学生)
東京:好評につきレイトショー追加上映!

プレミア・スクリーニング
2013 年12 月14 日(土)~12 月19 日(木)
テアトル梅田(阪急梅田駅茶屋町口 徒歩7 分 梅田ロフトB1F
TEL 06-6359-1080)
連日1 回上映 午前10 時30 分~

■お問い合わせ先
フライングボディーズ製作委員会 info@flyingbodies.jp
03-5454-0721(三宅デザイン事務所) 担当: 扇谷佐和子
03-5454-1705(ISSEY MIYAKE INC.) 担当: 河合裕子・原田永一朗