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いいもの見つけました。

コレは自転車のタイヤを車輪に貼付けるためのテープなのですが。

中身のテープをナニがナンだと申し上げる前に。

箱が、なんだか、良くないですか?

このブリキの丸い箱の風体は。

まるで映画のフィルムケースのような趣きであります。

はじめからカドが凹んで納品されてきましたけど、その凹みすら物語を想像させてくれるから不思議です。

欧米の舶来品が海を越えたか、空を飛んだか、どんぶらこ。

この極東にある辺境の自転車店まで無事に届いてくれたという物語。

凹みすら、アジに変えてしまうデザイン。

そこにリスペクトがある。

わたしが思うに。

自転車ほどモノにかこまれて活動せざるをえないスポーツは、ほかにあまりないでしょう。

それだけに、モノに執着をしてしまいがちな趣味とも言えてしまうのです。

自転車はもちろん、構成するパーツ類にウェアーからヘルメットまでの用品。

すべてにパッケージが存在するのですが。

そのデザインは簡素であるものから、使う人をアッと言わせてしまうものまで様々。

とはいえ、パッケージはパッケージ。箱は箱ですから。

中身を守る役目を終えれば直ぐ廃棄となるわけです。

けれども、そのなかにも優秀なパッケージも存在していて。

こうしてたまに遭遇してはニヤリとさせてもらえるわけです。

このテープがはいっているブリキの箱のなかのテープが使い切ってしまわれたときのブリキの箱の行く末を今のわたしはなんとも言えない状況ではございますが。

いまは、とりあえずテープを使う前にニヤリです。

Facebookでいうところの「イイネ!」をしたわけです。

モノ好きとしては、そういったパッケージまでも愛好してしまう。

もしかすると、エコロジーな簡易包装とは逆行してしまうかもしれないこのリスペクト。

ときに意味が無いと棄て去られてしまうかもしれない危ういリスペクト。

そういったモノ好きであるがゆえのリスペクトの御紹介が今日の投稿でございます。