自転車は玄関を出たら直ぐにスポーツ。

かつては自転車に乗ってきますと隣人に言えば、それは冒険の旅に出る事と理解されたそうな。

つまり、玄関を出れば冒険のはじまり。

日本は島国でありますから。

ロードレーサーの場合は道の続く限りは冒険の旅ができてしまうということです。

そこで、どうするのか。

地図を見て、道を選ぶもヨシ。

さいきんはスマホやPCで事前にルートを作ることも可能です。

知った道を繋げるのも良いでしょうし。

知らない道に飛び込むのも冒険の醍醐味と言えるでしょう。

そして、道にくわしい先達を見つけたら、いっしょに走ってたくさん道を教えてもらいましょう。

地元を走り尽くしたハードコアたちは、今のシチュエーションにピッタリのルートであなたを案内してくれることでしょう。

そうです。

わたしがリスペクトするサイクリストのひとりである九州の丹野氏が言っていました。

ルートを描くのはDJのようだ、と。

つまり、編集の能力が問われます。

ルート描きの達人である八ヶ岳バイシクルスタジオの矢野氏は、四季折々で表情を変える八ヶ岳の景色に、ロードレーサーは普段は踏み入れない林道や未舗装路まで完全に網羅して、案内するプロトン(自転車の集団)に合わせて最良のレコードをスピンさせてくれるわけです。

ああ。最高のルート。

そこにリスペクトがある。

自転車では時折、案内してくれたルートが自分の意にそぐわない場合によく、「連れていかれた」という表現をすることがあったり。

プロのレースの世界でも主催者が無茶なコースを組んだ場合は、最悪の場合は選手がストライキを起こしてレースがキャンセルになってしまうなんてこともあります。

ま、そういう文化もたしかにあったりするわけですが。

わたしの場合は、まさか「連れていかれた」というようなことを表現をしないようにしています。

連れていかれるという選択をわたしがしたわけですから。

まずは先達についていくことで、そのルートの味わいをじゅうぶんに吟味させていただこうという志向なわけです。

さて。

そんなわけで。

あなたは客人が来てくれた際に地元を案内できますか?

客人に合ったコースで、地域の特徴に満ちたコースに連れていってあげられれば、このうえない「お・も・て・な・し」になることでしょう。

そこにリスペクトがある。