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現在、ブラジルのリオデジャネイロに滞在しているonyourmark取材クルーより速報です。

1月31日(ブラジル時間)、ナイキがリオデジャネイロのコパカバーナビーチにて、ブラジル代表の2013年シーズンの新ホームユニフォームを発表しました。

会場となったビーチには、今回の一連イベントのためにわざわざフットサルコートを設置。そしてそこに現れたのは、なんと約100人のネイマール!? ネイマールの顔がプリントされたフェイスマスクをかぶったサッカープレイヤーたちが集合したのです。

彼らは白いTシャツを着て整列すると真ん中にひとりを残していっせいにマスクを外し、それぞれの素顔があらわになりました。サッカーを愛するブラジル市民たちです。

そんな中、たったひとりだけマスクを付けたままの男がいました。取材陣のカメラに囲まれながらその男がマスクを外すと、トレードマークの金髪のモヒカンと少し照れくさそうな笑顔が。ネイマール本人です。

続いてネイマールが白いTシャツを脱ぐとその下からは黄色いユニフォームが登場。2013年のブラジル代表ユニフォームの初お披露目です。ネイマールは、セレソンのユニフォームについて「アマレリーニャ(代表の黄色いユニフォーム)を着ることは最高の名誉です」と語っています。

ストリートサッカーやスモールサイドゲームから世界最高峰のサッカー選手たちを生み出してきたブラジルにとって、この代表ユニフォームはブラジルサッカーの伝統と敬意を継承する特別なもの。伝統色と革新的なデザイン、そして実力を発揮するための最新のテクノロジーが融合されています。

国旗のような存在であり、純粋にブラジルという国を象徴するものでなくてはなりません。サッカーはブラジル人の生活の一部であり、ブラジル代表のユニフォームや関連商品は、つまり「国民のための快適なジャージ」のようなものなんです。

ブラジル人のためのものであって、セレソンがブラジル国民全体にもたらす情熱やインスピレーションを反映しているもの。国民みながひとつのスポーツとそこまで深く関われるなんて、ほんとにうらやましい限りです。

ブラジル代表の新ホームユニフォームと関連商品は、2月18日より順次販売を予定しています。

トップスにはV字のまちや、グリーンの襟の部分にデザインされたクラシックなリブが搭載。熱圧着によるシームレス加工を施し、レーザーで裾にも通気孔を設けるなど、現代のフットボールプレイヤーに求められる機能的ベネフィットを提供するとともに、国民のためのキットとしてすべての人々が求めるミニマルでクラシックな印象に仕上がっています。

ショートにはクラシックなブルーを使用し、両側にホワイトのラインを入れ、快適さを追求するための通気孔や、インナーのまちを設けています。ソックスはホワイトにグリーンで「Brasil」の文字が両足に記されています。

スポーツのためのパフォーマンス機能と環境への影響の低減を同時に実現するというナイキの目標に沿って、新しいキットの素材には、ショートパンツに100%、シャツには最低96%リサイクルポリエステルを使用しています。1着のキットには平均13本のプラスティックボトルが使用されています。

ユニフォームには汗を肌から素早く吸収し、ナイキDRI-FITテクノロジーが用いられ、従来商品と比べると23%軽い素材で、20%強い構造に作られています。シャツもまた、試合中のプレイヤーのアパレル内の温度上昇を抑えるために、レーザーカットした通気孔がアパレル内をクールで快適な状態にしてくれます。

(写真 阿部健 / 文 松尾仁)