前回のBicycle girl in NY #01では、ニューヨークで話題のインドアサイクリングのジム「Soul Cycle」を訪れ、元メッセンジャーのインストラクター、キム・ペルフェットとの出会いをレポートしました。

#02では、いよいよ彼女のレッスンの体験レポ! 日常的に自転車に乗っている私にとって、インドアサイクリングは相性のよいエクササイズ、と思っていましたが、いざレッスンを受けてみると、『毎日乗ってるんだから楽勝でしょう!!』って過信していました。。。実際は、けっこうキツかったんです。

そもそもインドアサイクリングとは、全員が同じ動きをするエアロビクス的なものとは違い、自由度が高いエクササイズ。自転車にさえに乗れれば、誰もが気軽に体験できるもので、自分のペースで楽しめ、追い込むことも、ゆるめることもできます。自分のコンディションに合わせて機械の設定負荷を調整でき、ペダルの回転数を変えることができるんです。

ツーリングなどでは通常、経験者と初心者の距離は離れてしまうこともあります。これがインドアサイクリングだと、同じ空間で、大勢の人と一緒に走り、全員が同じ達成感と充足感を味わえます。

効果としては、いつの間にか心肺機能や脚力が鍛えられ、ボディバランス(体幹)の向上が望めるものなんです。

インドアサイクリング初体験
音に合わせて漕ぐだけで体幹強化

レッスンルームに入ると、回りの参加者は、だいたい25歳以上の人たちで、シェイプアップの目的で受ける方がほとんどのようでした。私自身は自転車の配分に慣れているので、キムの指示の通りにペダルの重さを調節。キムの指示はあくまで基本なので、軽い設定でずっと漕いでいる人もいたように思います。

ウォーミングアップがはじまり、身体が温まってきたところでアップテンポの音楽が流れ始めます。こぐ速度を徐々に速くしていきますが、ここでレッスン中の音楽(BGM)は重要な要素となり、最初はR&Bから、中盤はアップテンポ、後半はダウンテンポと強弱がありました。

レッスン中は常に漕いでますが、中盤からはサドルからお尻を浮かせての体勢に変わり、ハンドルを利用した腕立てふせが入ったり、ダンベルが入ったりと多種多様です。気づくと、内転筋、そして腰への負荷を徐々に感じはじめ、まさに、全身運動。とくに下半身よりも私は上半身にきました。

“Breathe, Keep pedaling, and have fun! That’s all you need to know.”
『深呼吸して。そしてペダルを踏むの。この時を楽しんで。貴方に必要なのはただそれだけよ。」

“we don’t work out because we hate our bodies, we workout because we LOVE our bodies”
「身体をいじめるのではなくて身体を愛する為ににトレーニングをするのよ。」

“your body is perfect whenever you decide it is”
「自分が満足だって決めた時が完璧な時よ。」

“rock out”
「思う存分に楽んで」

こんなキムのかけ声とともに走り込みました! ダンベルを使った腕のトレーニング中、みんなは1キロの付加のところ、キムは3キロを使っていたのはさすがですね。あのボディーは努力の賜物だと感じました。

今回私が受けたクラスは、初級クラスで45分間走りっぱなし。毎日、自転車に乗っている私は負けず嫌い精神も助けて、全身全霊で漕ぎましたよ(笑)。

そして最後の最後は、ストレッチ。自転車をおりて、でも自転車を利用したストレッチのメニューをたっぷりと。

あっという間に時間が経って終わってみると、汗もたくさんかいて、全身デトックス。レッスン後半は、長距離を走った後に似たフワフワ感がありましたが、むしろ、身体は軽くなったんです。

華麗なる転職
でもプライベートは変えない

レッスンを受けて、改めてインストラクターとしての彼女の魅力も認識することができました。

メッセンジャーから華麗なる転職だった彼女の良いところは、たとえ仕事が変わっても、プライベートは変わらないという点かもしれません。話をきくと、今でも現役のメッセンジャーの子とつるんでいて、ストーリート・カルチャーへの関心も高かったんです。

ぜひニューヨークを訪れた際は、彼女のレッスンを体験してください。キムが所属するジム「Soul Cycle」では、スタジオによってエクササイズのメニューが違います。ブルクッリンにあるトライベッカの店舗には、キム考案の天井から吊るされているゴム紐を使ったメニューが体験できるそうです。

次回は、キム御用達のお店をはじめ、久世律リコメンドのニューヨーク案内、そしてこの旅を振り返っての感想をお届けます。

久世律(RITSU KUZE)
三重県出身。モデル・ガールズバイシクルアドバイザー。
オフィシャルブログ:http://ameblo.jp/ritsu-kuze/

【onyourmarkアーカイヴ Bicycle girl in NY】
#01 キム・ペルフェットとの出会い

(文 RITSU KUZE / 写真 TAK (New York Bike Dreams))