遊んでいるだけで体幹トレーニング!
綱渡りするスポーツ「スラックライン」

編集部女子チームがカラダを張って、話題のトレーニングをレポートする「あのトレーニングをやってみた」。今回はロープの上にのって綱渡りするスポーツ「スラックライン」を体験してきました!

onyourmarkでアカウントを作ると、スポーツするたびにその種目のマークを投稿できる機能があります。(知らない方はぜひコチラをご覧ください)

さてこのマークは何でしょう。
足下に一本のロープ、そう、これはスラックラインのマークです。
スラックラインはもともと1960年代にアウトドアの聖地、ヨセミテ国立公園で始まったスポーツ。ヨセミテに長期滞在していたロッククライマーたちが、暇つぶしのために使い古したロープやクライミングギアを使って遊んだのがルーツと言われています。
遊びとして面白いのはもちろん、不安定なロープの上を歩くと体幹が鍛えられることから、クライミングのトレーニングにもなるそうです。
クライミングと言えば、前々回のボルダリング取材で体幹系スポーツは経験済み、スラックラインも絶対楽しめるはず。というわけで、日本初のスラックライン専用ジム「ソラニス」に行ってきました!

足下グラッグラ、スラックの意味を実感

迎えてくれたのはインストラクターの江口絢子さん。フロアには3本のスラックラインが設置されています。手前の2本は床から高さ30cmくらい、長さは4m。奥にあるラインは床から60cm、長さ8mとやや上級な雰囲気。
綱渡りのロープと言っても、幅3〜5cmはあるベルト状のものなので、見た目はぜんぜん怖くありません。体育の授業にあった平均台を細くした感じと言ったらいいでしょうか。
お手本を見せてくれた江口さんも楽々とロープに足をかけ、「こんな風に両手を上げてバランスをとるんですよ」と言いながら、ゆっくり余裕な足取りでロープの上を歩いていきます。
「まずは片足ずつ10秒間、立ってみてください」と言われてさっそくわたしもロープの上に。台の端から足を踏み込むと、意外とロープのテンションも強くて安定感があり、10秒立つのはすぐにクリア。
「じゃあ次はロープの上を歩いてみましょうか。両足を乗せてしまうとバランスをとるのが難しいので、片足を着いたらすぐにもう片方を離す、片足立ちの連続という感じですね」。
はいはい、なるほど、そうですか。これもすぐにクリアできるつもりで、1歩目、そして2歩目を踏み出したその瞬間、ビヨンビヨンビヨン〜!さっきの安定感はどこへやら、まさに足下をすくわれるかのような激しいヨコ揺れに身体全身がグラッグラ、あっという間に落下してしまいました。
「すっごい揺れる、すっごい揺れますよ!」と思わず江口さんに詰め寄るわたし。スラックラインのslackとは「ゆるみ・たるんだ・いい加減」という意味だってことを、今更ながら実感します。

端から端までクリアできるか?

「目線は足下を見ないでまっすぐ前にすると、上体が傾かないのでバランスがとりやすいですよ。両腕は肩より上にして、ロープから離れている足はラインより低い位置にすると安定します」
もう一度、江口さんのアドバイスを頭に入れてトライ。うーん。3歩目まではいくものの、どうしてもその先が踏み込めません。
「初めての方はみんなそうですよ。わたしも2回目でやっと端から端まで歩けるようになりましたし」と慰めてもらいましたが、4mのラインすらクリアできないなんて絶対悔しい!しばらく無心でトライアンドエラーを繰り返します。
どうにか3歩目、そして4歩目が踏み出せるようになると、真ん中あたりまであと数歩。ロープの真ん中は一番テンションが緩くなるので難しいポイントですが、そこさえ通過できれば、ゴールの端まではあと少しです。
そして20分が過ぎる頃、「あ、行ける!行ける!」興奮して声をだしながら、ついに端まで到達しました!そしてそのとたんに「アハハハハハハ!」。全身から笑いがこみ上げ、止まらなくなってしまうくらい楽しい気分に。
絶対ムリだと思ったことがクリアできると、人ってこんなにも笑ってしまうものなんですね。
ここまできたらなんとなくコツもつかめ、後ろ歩きをしたり、さらにちょっと上級者向けの長いラインも、端から端まで歩けるようになりました。

江口さんの華麗なトリック

1時間の滞在中、ずっと興奮しっぱなし。子どもの頃のようにただ夢中で遊んでいるうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
遊びながら自然に体幹が鍛えられて、足とお腹の引き締め効果は絶大というのにも納得です。
帰りがけにふと気になって「歩けるようになったら次はどんなステップがあるんですか」と質問したら、「そうですね〜」と言いながら江口さん、ロープの上でしゃがんで足を伸ばしたり、ロープに両足のかかとをひっかけて膝を下に落としたり、どこでどうバランスをとっているのか考えられないようなトリックをさらりと披露してくれました。
しかもこのトリックも、まだまだほんの初級編とか。スラックラインメーカーGIBON社のライダーによる、スラックラインのムービーがあるのですが、人間のバランス感覚を超越した華麗な技の数々は、目を見張るばかり。すごいのでぜひ見てみてください。

ソラニスのジムに来ているのは、下は7歳くらいのお子さんから上は70代のおばあちゃんまで。スラックラインは、誰でも遊び感覚で楽しめるような、本当にハードルの低いスポーツです。それでいて上級者になると、華麗なトリックを探求できる奥深さも魅力のひとつ。
一人で無心に練習するもよし、親子で楽しんだり、デートに来ても盛り上がりそうなスラックライン、新しい遊びを探している人にも、これは本当におすすめです!

今回のメニュー
スラックライン
1500円(初回のみ)
30分 400円 1日1500円

西荻窪 スラックラインジム ソラニス
杉並区西荻窪2-26-2 ワイズビルB1
TEL:03-6318-0346
http://solanis-nishiogi.blogspot.com/

(イラスト 鈴木仁/文 小矢島一江)

【onyourmark あのトレーニングをやってみた アーカイブ】
♯01 フィリピン伝統武術カリ
♯02 マスターストレッチ
♯03 アフリカンダンス
♯04 スピニング
♯05 ハースイズム
♯06 スパインエクササイズ
♯07 刀エクササイズ
♯08 K-POPビクス
♯09 アイヨガ
♯10 スポーツ吹矢
♯11 ロシア武術システマ
♯12 アクアズンバ
♯13 マシンピラティス
♯14 ボルダリング
♯15 バー・オ・ソル
♯16 スポーツストレッチ
♯17 スポーツムチ