一見、華奢に見える身体に力強いエネルギーを秘めたインストラクターの遠藤栄理香さん。ヨガインストラクターから出発し、現在はナイキマスタートレーナーとしても各地でクラスやイベントを受け持っています。心と身体のつながりを何よりも重視する遠藤さんにとって、トレーニングの醍醐味とは何なのでしょうか?

ヨガとの出合いがもたらしたもの

中学生のときは走り幅跳びの選手として陸上部に所属していました。当時は集中力や瞬発力を養うトレーニングを行っていましたが、卒業後、ヨガと出合うまでは身体を動かすことから遠ざかっていたんです。

そんな私がヨガを始めたのは、人の心の動きに興味があったから。昔からヒーラーとかカウンセラーとか、心にまつわる問題を扱う職業に興味がありました。「大人になったときの自分の『コア』は一体、何だろう」、そんなことを常に考えていました。私の中では「大人になるとは、自分の心や精神をコントロールできるようになること」と考えていて、このまま成長しても自分が思い描く大人にはなれないだろう、そんな不安があったんです。

そんなとき、ヨガに出会いました。始めた頃はあくまでもヨガの知恵や哲学、人生観に共感を覚えたのであって、アーサナについてはそんなに興味を引かれていなかったんです。とはいえ、身体と心はつながっています。ヨガの知恵を学んで心の動きを知り身体を動かすことで、なにかしらの変化が訪れるだろうと思っていました。

私にとってその変化とは、身体を動かすことの楽しさを覚えたことでした。そして楽しくヨガを続けることで、身体にも心にも一本の芯が通ったと実感しています。内臓に作用するので新陳代謝が活発になり太りにくくなったとか、身体の感覚や意識が鮮明になったとか、そういう変化もたくさんありましたけど、自分の「コア」が明確になったのはヨガのおかげだと思っています。

心と身体に作用する、トレーニングの醍醐味

現在は、WIRED CAFE<>FIT ルミネ有楽町店で始まった、「NIKE TRAINING CLUB<DIGITAL REMIX>」というクラスを受け持っています。これはスタジオの壁面にあしらわれたLED照明と音響がプログラムによって変化するというもので、視覚と聴覚に働きかけて高揚感を演出する体感トレーニングになっています。

いつもと違う非日常的な空間で、アッパーな音楽に合わせてリズミカルに身体を動かす。LEDに照らし出された非日常感を楽しめるのはもちろん、通常のスタジオと異なる薄暗い空間は、自分の身体に集中しやすい効果もあると感じています。自分のフォームを周囲と比べてしまうことがないので、トレーニング効率もいいようです。

身体との向き合い方は人それぞれ

ヨガでもNTCでも身体を動かす際に常に意識しているのは、「感じる」こと。現代の私たちのライフスタイルにおいては、「感じる」よりも「考える」が優位にあります。ヨガのクラスでも、人のアーサナが気になってしまう、周囲と自分とを比べてしまう、そんな方がたくさんいらっしゃいます。周囲が気になるということは、心より頭が働いている証拠なんですね。

でも頭が働いているときって、心が動いていないんです。身体を動かすときは頭よりもまず、心を活性化させたい。だから頭はお休みさせます。自分の筋肉がどんな風に動いているか、こわばった身体がどうほぐれていくのか、血液はどう流れているのか。全身に意識を巡らせて、身体の小さな変化に集中するんです。

そういう変化のお話をすると、ストイックにヨガに取り組んだ成果じゃないかと思われるかもしれません。でも、ヨガもトレーニングも、人それぞれの向き合い方があると思うんです。ペースも動き方も好きなポーズも、取り組む人によって異なります。ストイックに実践されている方もいれば、週に1、2度、気軽に取り組む方もいらっしゃるでしょう。いずれにしろ、変化を味わうのに大切なことはストイックさとかペースではなく、ヨガの哲学そのものが自分のライフスタイルにとけ込んでいるかどうかということ。それが叶った時、身体と心に作用するんじゃないでしょうか。

そう考えると、「美しい身体」も人それぞれですよね。それぞれの体質や性格、ライフスタイル……必要な要素って異なりますから、「あの人の身体になりたい」ではなく、自分が心地よくいられる身体を知ることが大切だと思っています。それは見た目だけの問題ではなく、動き方、柔軟性、内臓の働き方などトータルの身体観ですが。

自分が心地よくいられる身体を知ること。それは頭で考えるのではなく、身体を動かしていて感じられることなんですね。ですから身体の隅々までを感じながら動くこと、それこそが自分らしさを際立たせていくことに他ならないと考えています。

自分らしさを際立たせるギア選び

自分が心地よくいられることと言えば、運動の際のギア選びも同じこと。気に入らないウエアだったら人に会いたくないし、モチベーションだってあがりません。色も形も機能性も着心地も、自分のこだわりを叶えてくれる、とっておきを選びたいものです。

いまのお気に入りは「ナイキプロ」のハイパークールシリーズです。このブラトップはDRI-FITの伸縮ジャージ素材で身体にぴったりとフィット。どんな動きでもきちんとサポートしてくれる優れものです。もちろん、通気性にも優れているので着ていても快適。コンプレッション機能のあるカプリパンツは動きやすいうえ、身体をキレイに見せてくれます。

でもギアって面白いですよね。こういうスポーティなウエアだとキレのいい動きになるし、女性らしいカラーのウエアだと動きもどこか女性らしくなるような気がします。ギアがメンタルに働きかけて、動きにまで作用する。やっぱり心と身体のつながりは重要なんです。

陰と陽、2つのバランスに思うこと

人間の中には陰と陽、静と動というように、正反対の要素が複雑なバランスで共存しています。身体を動かすとき、どちらの要素もあったほうがそのひとときを楽しく過ごせる、それが私の持論です。だから穏やかに行うヨガも、ダイナミックに動く「NIKE TRAINING CLUB<DIGITAL REMIX>」も、どちらも楽しめる私がいるんです。

トレーニングの陰と陽。アプローチが違うだけで、どちらの動きも目的は一つ。ただ自分の身体の声に素直に耳を傾けること。その「声」が聴けたとき、自分がどうなりたいのか、よりリアルに見えてくるはずです。

遠藤栄理香(えんどう・えりか)
2004年よりヨガインストラクターとして「ナイキ ダイナミックヨガ」ほか、都内ヨガスタジオやフィットネスクラブなどで活躍中。ナイキマスタートレーナーでもあり、NTCのクラスやNIKEのイベントなどでもおなじみ。

遠藤栄理香さんリコメンドのNIKE WOMEN最新トレーニングギアを紹介!

●ナイキプロ ハイパークール シームレス ブラ・3色展開・価格:4,515円(写真左)
フィット感に優れ、身体のラインを美しく見せてくれるハイパークール ブラ。背中の軽量メッシュが通気性を高め、DRI-FITの伸縮ジャージ素材で常に快適に過ごせます。コンプレッションフィットが心地よい程度のサポートを提供します。

●ナイキプロ ハイパークール シームレス カプリ・2色展開・価格 5,145円 (写真右)
DRI-FIT生地で、常にさらっと快適に過ごせるコンプレッションフィットなカプリパンツ。膝の後ろにはレーザーカットの穴が施され、通気に優れた快適性を持ち、コンプレッションフィットによる下半身のサポートとぴったりとしたフィット性でボディラインを美しくみせる。

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(文 倉石綾子 / 写真 村松賢一)