2012.07.24 - 06:00

視点を変えるだけで朝の楽しみ方は無限に広がる

(文 村松亮 / 写真 阿部健 / 動画 TOTAL TIME 00:50 記事最下段

高校からはじめたアメフトでは社会人リーグまでを経験し、その後トライアスロンにも挑戦。過去にはトライアスロンの国際大会にエントリーしたこともある飯盛さん。ハードにスポーツに励んでいたスタンスから一転、現在は海と山のスポーツをどちらも楽しめる“葉山”という環境と出会い、それまでの価値観とは違ったベクトルでスポーツを楽しんでいるそうなんです。ひとつのことにはこだわらず、波のある日はサーフィンを、波のない日にはパドルスポーツをやり、ときにトレイルを走る—— そんなライフスタイルに至るまでのお話を伺いました。

海と山を楽しめる葉山と出会い、
波がない日の楽しみ方を知る

40歳を超えてから、僕はサーフィンをはじめました。もともと興味はあったので、衝動買い的にロングボードを購入して、湘南の海に通うようになったんです。ただ、その当時はちょうどオヤジサーファーブームでした。週末ともなるとサーフスポットは大きなプールのようで、100人から200人ぐらいのサーファーで混雑してしまう。サーフィンが好きで海へ行っているのに、どこかストレスを抱えて帰ってくる。なんだか矛盾のある日々だったんです。

そんなとき、葉山へ訪れる機会があって、大きな発見があった。まるで、ハワイの片田舎のような雰囲気のある街で、他のエリアとは違い、のんびりとしていた。まさに、空気が違ったんですね。

土地柄、条件が整ったときにしか波があがらないというのが葉山の海の特徴で、波がない日にはサーフィンではなく、アウトリガーカヌーやスタンドアップパドルサーフィンなどのパドルスポーツを楽しむ。

そんな習慣がすでに葉山にはあったんです。海と山が隣接している地形というのも葉山ならではで、人によっては海へ入られない日は、山へ入り、トレイルランニングを楽しんでいた。そんなスタイルを知って、天候や限られた条件に左右されやきもきするよりも、選択肢を増やしてその日の条件に順応していくというスタイルこそ、僕には合っているんじゃないかと思うようになったんです。

平日朝の有効活用
選択肢の多さが成せるワザ

葉山の一番の特徴、それはやはり、海と山を両方楽しめる恵まれた環境です。そして、都心からのアクセスがいいところです。今となっては、土日のどちらかは葉山へ訪れるようになり、トレイルランを一時間ほどやった後に、アウトリガーカヌーを楽しんだり、ときにヨガを入れたり、組み合わせも季節や日によって様々です。

平日の朝は、基本的には都内の公園で早朝ランニングをしていますが、月に数回は、日が昇る前に都内を出発して葉山へ。2時間程度、海か山を楽しんで、毒をぬき、自分をリセットさせています。東京にいると、誰しもがストレスを感じることがあります、誰だって平日は忙しく過ごしてます。吐き出す場所やスイッチを切れる場所を作らないと、精神的にダメージを受けたり、やる気がでなくなりますよ。僕は海や山に入るとシンプルになれます。いろいろと仕事で考えていたことがスッとなくなるんですね。

なぜスポーツをしているのか、と聞かれたら、よくある話かもしれませんが、オンとオフの切り替えがモチベーション、そう答えます。ですから、平日でも早起きをして、ときどき葉山へ行き、お昼頃には都内へ戻ってくる生活を実践しているんです。海、山、いろいろと選択肢がありますから、天候に左右されることもありません。時間できたら出かけて、何かしらのスポーツを楽しんで帰ってくる。“月に○回はかならず行く”、そんな風に決めることもしません。時間を作れたら行く、そんなゆるいスタンスなんですね。

朝、トレイルを走る魅力
自然のリズムと体内時計

昔から運動はやっていたので、ランニングは不定期ながら、ずっとやってきています。それでも、トレイルを走る習慣がついてからは、都心でのランニング・スタイルにも変化がありました。公園を走るときも、わざわざ木々の中を走るようになって、木の根っこや石コロや、コンディションが悪ければ沼地のような箇所を走るようになりました。変化という意味でいえば、ロードとトレイルは違う部分がたくさんありますが、大きな違いといえば、自然に自分を近づけていく、走りながらそんな感覚を楽しめるのが、一番の大きなポイントだと思っています。

とくに僕は朝走ります。世の中も起きていない時間帯に、静寂のなかを、自然に身を置きながら走っていく。または歩いていく。自然が作り出した道は変化の繰り返しですし、それに対応しながら、自分のなかの体内時計が徐々にオンされていくんです。通常のロードを走っているのとは違うエネルギーがみなぎって、自然のエネルギーをたくさん浴びれるんですね。

“スポーツはこうあるべきだ”
こだわりがストレスに代わるとき

これは僕だけではないと思うんですけど、“スポーツとはこうあるべきだ”、“こうなくてはならない”と、ある種の既成概念みたいなものを持っている人ってけっこう多いと思うんです。僕は、高校時代からはじめたアメフトを、社会人リーグまでやりましたし、引退後にトライアスロンにもトライしました。それこそ1分、1秒を縮めることに切磋琢磨していた時期もあったんです。同じように、一時でも競技者として何かしらのスポーツに真剣に取り組み、あるこだわりを持ってしまうと、よくもわるくもスポーツに対する考え方は固定化されます。サーファーのひとはサーフィンだけを、ランナーの人はランニングだけを。そんなこだわりを持つことは素晴らしいことですし、人それぞれのライフスタイルがあっていいと思います。でも、なにかを間違えると、好きなことをやっているのに大きなストレスを感じてしまうこともあります。それでは続かないと思うんです。

ライフスタイルにいかにしてスポーツを入れていくか—— これが僕のもっとも大切なことなんです。ですから、疲れていたらやらない。やりたくなければやらない。それが一週間、二週間と続く時もありますけど、自然と自分が取り組みたくなるときまで待つようにしています。ランニング、トレイルランニング、サーフィン、パドルスポーツと、選択肢をふやしておけば、どれかはやりたくなるものなんですね(笑)。だから、新しいスポーツをやると、ちょっとだけでも視点は変わると思うんです。そうすると、また違った見え方やライフスタイルが見えてきます。

複数のスポーツを楽しむことをクロストレーニング、と呼ぶ人もいます。でも、僕のはそんな大それたことではなくて、サーファーの人であれば、波がない日が何週間も続いてしまうこともある。だからと言って海に入れない状況にストレスを感じてしまうのではなくて、もし波がないなら、パドルスポーツをやればいいし、山へ入ってトレイルを走ればいい。

普段ロードを走るランナーの方がタイムにこだわるのもいいですが、ときにはトレイルを走って、タイムとは違う魅力を発見してみるのもいいと思うんです。気づき、それを自分のなかにフィードバックしていく。まだ知らない楽しみを見つけていくこと。それは究極いうと、ライフスタイルを拡げていくことなんだと思うんです。

(TOTAL TIME 00:50 |動画 撮影 上原源太)

 

飯盛 豊(いいもり・ゆたか)
都内在住。外資系広告会社退職後、デジタルマーケティングエージェンシーWaileleWorks日東株式会社を創業。現在、国内外の大手企業からベンチャー企業のブランドコンサルティング戦略から~マーケティング戦略開発、WEB開発等、幅広くサービスを提供してる。スポーツでは、トレイルランニングとサーフィン、アウトリガーカヌーなどを葉山をベースに活動中。また、小児がん専門の病院を建設する為に、寄付を募るRUN FOR THE KIDSプロジェクトの代表も務める。

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