名前:脳を鍛えるには運動しかない!
著者:ジョン J. レイティ with エリック・ヘイガーマン
訳者:野中香方子
発行:日本放送出版協会(NHK出版)
発売日:2009年3月20日
ページ数:345ページ
価格:2,100円(税抜)
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数十万年に及ぶ人類の歴史の中で、実は99%を占めているのは狩猟採取時代であったということ、ご存知でしたか。その後の農業の発達、そして産業革命によるライフスタイルの変化が、いかに急激に起こったのかがよくわかる数字ですよね。
今回、ご紹介する『脳を鍛えるには運動しかない!』の中にもこんな一節があります。

わたしたちの遺伝子には狩猟採集の行動様式がしっかり組み込まれていて、脳がそれをつかさどるようになっている。従って、その活動をやめてしまうと、10万年以上に渡って調整されてきたデリケートな生物学的バランスを壊す事になる。簡単に言ってしまえば、体と脳をベストの状態に保ちたいなら、この歴史の長い代謝システムをせっせと使うべきなのだ。(p.312)

この本では、ヒトの脳がいかに狩猟採取的な生活様式に最適化されているか、つまりは適度な運動と学習のコンビネーションが脳を健やかに保つことにいかに役立つかということが、最新の科学に基づいて丁寧に解説されています。

「筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果にすぎない」と著者はいいます。

運動をすることが、人類にとっては必然。そんなことをいわれるとonyourmarkユーザーの皆さんも勇気が湧いてくるのではないでしょうか?

(写真 鈴木泰之 / 文 onyourmark編集部)