上腕を苦しめる「人生の杖」

腕や肩の筋肉が男性ほど発達していないヨギーニ(ヨガを行う女性)なら誰しも、一度はこのポーズに苦しめられたことがあるはず。別名「四肢で支える杖のポーズ」が時に「人生の杖」と呼ばれるのは、このポーズが太陽礼拝を中心とするヨガスタイルには欠かせないものであると同時に、正しいポジションでマスターすることが容易ではないから。ヨガを人生に例えるとするならば、それを助け、己の人生と交錯する杖のような存在。それがチャトランガ・ダンダーサナなのかもしれません。

強さと安定感という、ヨガに欠かせないエレメントの習得に関わるだけでなく、次なるポーズである逆転、後屈のアーサナへの橋渡しとなるチャトランガ。腹筋、背骨、そして下肢の力を利用して「杖」を形作りましょう。

・ビギナーは膝をついたままでもかまいません。
・腹部は落とさず、臀部は上げず、頭の先からかかとまでを一直線に保つ。
・下腹部を持ち上げ、引き締める感覚を意識。
・脇を絞り、肩を落とす。肩〜肘の上腕部は床と平行に、肘はちょうど90度になるように。
・上体は前へ、かかとは後ろへ強く押し続け、前後のコントラストの力で直線ラインをキープ。

EASYポーズ:
チャトランガをマスターすれば、体幹の安定性が飛躍的に向上するはずです。

NGポーズ:
肩を肘の位置より低くしない。頭は背骨から一続きのライン上にあるように。
胴体の中央が沈んだり、あるいは出っ尻にならないよう、前後のコントラストをキープし続けること。肩関節に負担をかけるので、腕立て伏せのように脇を広げて上半身を負荷にしない。

UNDER THE LIGHT YOGA SCHOOL
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【ヨガをはじめよう アーカイヴ】
#01 太陽礼拝 A / B
#02 体幹補強
#03 内臓活性

【正しいヨガポーズ アーカイヴ】
#01 椅子のポーズ(ウトゥカタアーサナ)

(撮影 渡邊英守/文 倉石綾子)